ある種の物語の面白さを評価すると時に、以下の二点がから見ることが出来るかもしれない。
それは、
質の高い目標を立てられているか?
その目標達成のために登場人物適材適所をどこまで完璧に行えるかということ?
という二点である。
これはサクセスストーリーにおいて特に顕著であるが、
意外にも適用範囲は広い。
例えば、ジャンプ漫画的な大勝利はなくとも、普通のハッピーエンドも広い意味でサクセスストーリーであり、以上の二点が重要になる場合が多い。
ハッピーエンドを迎えるためには、登場人物同士の相互作用の過程において、それぞれのキャラクターの弱みが補われ、 強みが完璧なまでにうまく組み合わさることが重要になる。
逆に登場人物たちの弱みが徹底して引き出されることにより物語は悲劇になる。
最近筆者がはまっている魔法少女まどか☆マギカにおいては、登場人物の弱みがこれでもかと出ることで強烈な悲劇を生みだされていた。(もっとも全体としてはハッピーエンドとも言えなくはないが)
そういった経緯からか、まどマギのSSにおいては、ハッピーエンドを迎えるように再構成された作品が多くみられる。
つまり上の二点に当てはめて言えば、そういった作品では、
ワルプルギスの夜を倒したうえで、主要キャラ全員が救済される目標の為に、
登場人物の持っている性質のうち強みとなる部分がうまく引き出される、
という状況が起きている。
これを検証するのに面白い例がある。原作においては、美樹さやかの性格が徹底してマイナスの方にはたらきそれが悲劇を生んでいたが、
最近読んだSSの(さやか「転校生さん、よろしくね。」)では、美樹さやかの純粋まっすぐな性格が暁美ほむらとの関係の中でとことんプラスに働くことが悲劇を回避しハッピーエンドにつながっていた。
まどマギと上記のSSと比較したときに、美樹さやかという一人のキャラクターの性格が弱みとして働くか、強みとして働くかが、物語の方向性を正反対の方向に導いていたという見方ができる。
これは、登場人物の強みがうまく引き出されるかが物語における目標達成の可否におおきくかかわるという一つの例になっている。
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