優秀だがコンプレックスの塊のような人物が何人も出てくる。野崎修平のどこか気持ち悪さを感じる正義感と野崎を信奉する善良な人々の集団により、そういった人物はことごとくつぶされてゆく。どうしうようもなく鬱屈した人間が徹底して排除されるだけで、一切救済されないのはある意味痛快だった。一人だけ最後に救済されたか。。
ライトノベルや十代の人物が主人公の作品は、相当な割合で救済される。小説にだまされるわけではないが、十代の間に歪みがなおされやすいのはリアルでも同じだろう。十代向けの本は、歪みのポイントが一か所しかなく、そこをつけば、人生うまくいくというお気楽な思想のモノが多い。その最たる例が、神のみぞ知るセカイである。河合隼夫しは著作のなかで、一か所押せば治るようなスイッチ は存在しないという内容が書かれていた。一方島耕作でも、ダメな人間は割と救済されない。自殺した人物や警察に捕まった社員が少なくない。 無能な人気にはなりたくないものである。そういえば、まどか☆マギカは登場人物が美少女でかつ十代であるにもかかわらず、救済されなかった。ただ、魔法少女という現実逃避的な設定なので、どうでもいいといえばどうでもいい。そういった点で一番えげつないのは、夜回り先生シリーズだ。登場人物が十代で、ほぼ全て鬱エンドで、なんと実話である。あれは、本当にどうしようもない話ばかりだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿